プログラミングが義務教育に?

2013年6月、政府はアベノミクス3本の矢として成長戦略素案を発表しました。この中にはプログラミング教育についての内容が盛り込まれています。「ITやデータを活用して新たなイノベーションを生み出すことのできるハイレベルな IT人材の育成・確保を推進する」という目的で、「ITを活用した21世紀型スキルの修得」と「人材のスキルレベルの明確化と活用」を行うとしています。

 

「ITを活用した21世紀型スキルの修得」の項では、「義務教育段階からのプログラミング教育等のIT教育を推進する。」と書かれています。近い将来、プログラミングが授業のひとつになるようです。教える先生も本当に大変ですが、我々親も大変ですよね。

 

2016年4月16日読売新聞記事を以下引用します。

「政府が5月にまとめる新たな成長戦略の概要が分かった。日本社会のIT(情報技術)高度化を支える人材育成が柱で、次期学習指導要領が始まる2020年度からコンピューターのプログラミング教育を小中学校で必修にするほか、外国人の専門家が日本に永住しやすくする。日本が官民一体で取り組む10分野を具体的に掲げ、政府が目標とする20年頃の名目国内総生産(GDP)600兆円の実現を図る。

(中略)

プログラミング教育としては、小学生には興味を持ってもらうための体験学習を、中学生にはホームページの作成などを想定している。産業界には、教材の開発や講師の派遣などで協力を求める考えだ。」

 

文部科学省では以下のように定義をしています。

「プログラミング教育とは、子供たちに、コンピュータに意図した処理を行うよう指示することができるということを体験させながら、将来どのような職業に就くとしても、時代を超えて普遍的に求められる力としての“プログラミング的思考”などを育むことである」

 

2020年からこのような授業が開始すべく準備が進んでいます。上記を読む限り、スクラッチを使ったプログラミング学習のほうが、プログラムの学習にははるかに有意義なように感じます。

 

スポーツ(体育)、音楽、そして芸術(美術)の世界では残念ながら持って生まれたセンスや才能が必須で学習だけでは習得は不可能です。また、職業として考えた場合、これらクリエイティブの世界では上位のほんのわずかな割合の人しかご飯が食べられない才能に特化した特殊な業界です。スポーツやアートの世界を目指すのは一般人には難しいかもしれません。

 

それに比べプログラマーは、トップクラスになれば当然プログラミングセンスという才能が必須かもしれません。しかし、プログラミングは、さまざまな製造段階があり、スキルが低いプログラマーでも職に(食に)困ることがないと言われています。また(今の所日本では)義務教育でプログラミングの勉強をしていませんので、いつ学習をはじめてもプログラミング学習をやっていない人との差が生まれ優位に立つことが可能です。

 

なお、プログラムは学べば学んだだけスキルが身につきます。プログラミングとは問題解決をすることです。その問題解決のパターン(アルゴリズム)をいくつ知っているかがプログラミングでは重要です。それを身に付け、自由に使えるようになるために何度も繰り返す勤勉さは必要ですが、そこにセンスは不要です。したがって、どんな子供でもプログラミングを身につけることができる可能性が高いと言えます。

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