プログラマーは将来有望な職業?

現在就職市場において、プログラマーは有利な状況にあります。著者の専門分野であるIT業界/ゲーム業界では、スマートフォンの普及とソーシャルゲームの影響で、プログラマーが常に足りない状況です。大学や専門学校でもスキルの高い生徒は、学年の早い段階で大手企業から内々定が出ているようです。そしてこの状況は、当面続くのではないでしょうか。

 

ここに転職サイトの「enジャパン 人事のミカタ」が発表しているデータがあります。このサイトは、企業の人事担当者向けの情報サイトですが、参考になることが書いてありますので紹介したいと思います。

 

「職種別採用ノウハウ」大研究!

http://partners.en-japan.com/special/150805/

 

この記事によると、リーマンショック以降、全体の求人倍率が高い(求人数が増えている)という結果が出ています。しかし求職者に有利な状況かというと、求人の大半は、営業職、販売職、介護職が占めているのではないかと推測いたします。また、ITエンジニア職の有効求人倍率は依然として高い状況です。

 

今後あらゆる産業でIT化が進むのは間違いありません。コンピューターや工学の分野の職業(求人)はより増えてゆくでしょう。しかし、理数系やコンピューターサイエンスを専攻する学生は減少傾向があり、人材育成が課題になっています。

 

経済産業省は2016年6月10日に「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」を発表しました。それによると、IT人材は現時点で17万人の不足、今後人口減少に伴い更に減少すると予測。一方、IT需要拡大が見込まれるため、人材ギャップはより悪化。2030年にはIT人材不足数は79万人に拡大すると予測しています。

 

経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」

http://www.meti.go.jp/press/2016/06/20160610002/20160610002.html

プログラマーは専門職にあたります。また、プログラマーはアーティスト(芸術家)ではありませんのでスキルレベルにあわせて、さまざまな業務があります。私は、企業で採用等も担当しており年間数百人の履歴書を見ていますが、プログラマーを志している方でさえも、プログラム経験のない方やプログラミングの基礎を理解していない方が大半です。つまり、プログラミングの基礎を身に着けているだけでも就職に非常に有利な状況であるといえます。

 

なお、プログラミング言語はさまざまな種類がありますが、求人数は言語によって偏りがあります。現在、プログラマー求人の約2割ほどがJava(じゃば)と呼ばれるプログラミング言語の求人となっています。これは、Javaが企業内で使用する大規模なシステムなどで汎用的に使用されていることが多い点や、スマートフォン(Android)アプリの開発に使用されていることが原因です。この求人数の偏りは時代とともに変わってゆきますので、この言語を学んでおくと得、のようなことはありません。ぜひスクラッチでプログラムの世界の入り口に立って頂き、さまざまな言語に接して頂けたらと思います。

 

以下は主なウェブサービスがどのようなプログラミング言語で開発されているのか参考に列挙したいと思います。スクラッチをマスターできた際には、ぜひ次のステップとして、さまざまな言語を学んで頂き、より高度な開発に触れて頂ければと思います。スクラッチを学ぶことはこれら商用サービスの開発を行うスキルを身に付けるための近道です。

 

■主なウェブサービスとその開発言語

Java(じゃば): Twitter、Evernote

PHP(ぴーえっちぴー): Yahoo!、Wordpress

Ruby(るびー): クックパッド、Twitter(旧バージョン)

Python(ぱいそん): Instagram、Dropbox、Pinterest

Perl(ぱーる): mixi、はてなブックマーク

 

【参考】

 

「職種別採用ノウハウ」大研究!

http://partners.en-japan.com/special/150805/

経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」

http://www.meti.go.jp/press/2016/06/20160610002/20160610002.html

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